XYスキャニングステージ

プログラム移動

I/O入出力ポートを用いて、簡単に外部装置とステージを連動させることができます。

マップ上で選択したセルを、設定したプログラムにしたがって移動します。各セルに停止している間に実行する内容をプログラムできます。すべてのセルで同じ内容のプログラムとなります。

プログラム移動の流れ

操作の流れ

プログラム作成のイメージ

01 マップ作成

マップ画面

ワークの形状、用途に合わせてマップを作成します。

移動する必要のないセルがある場合は、選択しマスクをかけます。

02 プログラム作成

自動移動機能

専用画面でプログラムを作成します。

ステージが「セルへの位置決め完了」時から「次のセルに移動」するまでの間の動作をプログラムすることができます。

コードは画面上のボタンをクリックして、対応する数値を入力するだけです。

03 プログラム移動 開始

カラーリングマップ画面

プログラム実行ボタンをクリックすると、マップ上の選択したセルをプログラム動作しながら移動します。

外部装置からの入力信号を用いて、カラーマーキング、結果ファイル出力を利用すれば、簡単な検査システムを構築することも可能です。

接続例

01 マイクロスコープとの接続

マイクロスコープと接続して、画像キャプチャ(保存)しながら移動するプログラム例です。

マイクロスコープには、キャプチャートリガーの入力端子とキャプチャ準備完了の信号出力端子が実装されている場合です。

マイクロスコープとの接続

特定の箇所を探し出してCCDカメラなどで画像を保存したい場合にも、目視でワーク全体をくまなくスキャプチャ準備完了信号がない場合は、「Wait」でキャプチャ保存時間分を待機しても同様の動作ができます。

プログラム例

マイクロスコープ プログラム例

マイクロスコープ接続のプログラム例

  1. コメント行
  2. 入力ポート1がLowレベルになるまで待機
    (キャプチャ準備完了信号の確認)
  3. 100msec待機
  4. コメント行
  5. 出力ポート1をHighレベルにする
    (キャプチャトリガー出力)
  6. 100msec待機
  7. 出力ポートをLowレベルにする

こんなに簡単!

02 画像処理装置との接続

画像処理装置と接続して、画像処理を行い、結果をカラーマーキングしながら移動するプログラム例です。

マイクロスコープとの接続

画像処理装置には、処理開始トリガーの入力端子と処理完了の信号出力端子、判定結果出力端子が実装されている場合です。

プログラム例

マイクロスコープ プログラム例

画像処理装置接続のプログラム例

  1. コメント行
  2. 出力ポート1をHighレベルにする
    (処理開始トリガー出力)
  3. 10msec待機
  4. 出力ポートをLowレベルにする
  5. コメント行
  6. 入力ポート1をHighレベルになるまで待機
    (処理完了信号の確認)
  7. 10msec待機
  8. コメント行
  9. 入力ポート2がHighレベルなら
    色定義1をセルにマーキング
  10. 入力ポート2がLowレベルなら
    色定義2をセルにマーキング

こんなに簡単!

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